最近お店で「MUNIに来るとなんだかいやされるなぁ」とおっしゃるお客様が増えた気がします。
今から7年前、ドイツのケルンでクラシカル・チャイニーズ・ラグの
展覧会が催されました。
その模様は当HP内のTOPICSにてご紹介させて頂いておりますが、この展覧会の2日目に故宮博物院の学芸員を始め、各国の研究者を集めてのシンポジウムが開かれました。
ロシアのクンストカメラ博物館の学芸員の発表で印象に残るフレーズがありました。
彼女はラグ自体の構造を主に発表したのですが、最後に「このクラシカル・チャイニーズ・ラグはセラピーラグです」と。
私は同行をお願いした通訳の方に、「どういう意味ですか?」と聞き返しました。
「眺めていると、とても心が安らかになります。」と仰ってますと。
日本語の「美しい」という言葉の内には「綺麗」「雅美」また日本人独特の「わび」「さび」「渋さ」などの微妙なニュアンスを含みます。
そして、中国では「看得很舒服」直訳すると「見てとても心地よい」という意味で、独特の美意識というのでしょうか美術関係者の方がよく使う言葉があります。
日本ではあまり意識しない「美」の表現ですがMUNIのラグとお店を
そのように感じ取って頂けてとても嬉しく思っています。
Therapy Rug セラピー・ラグ
2013年12月18日
posted by MUNI
| (K)