MUNIで使われているインテリアや食器類はすべて、オーナーが厳選を重ねて選び抜いたもの。
お客様からも、「これはどこの?」とよくご質問を頂きます。
数ある中で、スタッフのお気に入りがこれです。
気負いのない、無造作な筆致が、
逆に二匹の魚の躍動感をよりよく映しているかのよう。
グレーの釉薬に地の赤土が透けて、青い染付との対比が美しい。
こちらはオーナーが台北に住んでいたときに求めたもので、
清朝の頃の作で、南方の雑器だそうです。
お店のどこかにありますので、是非注目してみてください。
魚文皿
2015年09月23日
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カーペット入荷のご案内
2015年09月22日
どこかユーモラスな印象が漂う、人気の博古文様。
久しぶりに、61x122cmのサイズが入荷してまいりました。
【博古文様とは?】
明の時代の人々は、衣服や家具調度品などに、八宝=c八種の宝物と呼ばれる古風な象徴物をあしらって室内を設えるのを好みました。多くの宝を所有する事で、幸せを呼ぶと信じられていました。
今回のカーペットに描かれているのは、右上から時計回りに、花かご、本箱、家鴨の形の酒器、軍配、花器、香炉、青銅器、筆立てです。
Design No.073B
Price ¥312,120(税込)
Size 61x122cm
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クロワッサンで朝食を(2012年・仏)
2015年09月21日
「死刑台のエレベーター」で知られるジャンヌ・モローが、御年85歳にて主演。
エッフェル塔にセーヌ川、街中のカフェ。95分で、ぎゅっと凝縮されたパリの一角の風景を垣間見ることができます。
モローは、パリの豪華なアパルトマンに住む、裕福だけれど孤独な老婦人フリーダを演じています。
もう一人の主人公、家政婦アンヌと交流していく中で、威圧的で強張った顔が徐々に和らいでゆき…最後に浮かべる笑顔は、何ともチャーミング。
淡々と物語は進みますが、鑑賞後はしっとりと胸が温かくなっていました。
モロー自前のシャネルファッションもさることながら、この映画は、インテリアも大きな見どころのひとつです。
高い天井に白い壁、大きな窓の明るい客間には、生前のシャネルが使っていたというコロマンデル屏風や、手縫いのイヴ・サンローランのカーテンが設えられています。
そこでカーペット屋さんが気になるところと言えば、やはり足もと。
部屋の中央の大きなソファの下には、シャネルが収集していたクラシカルチャイニーズラグを彷彿させる、ペールトーンのベージュ地に青花模様の大きなカーペットが敷かれていました。
写真集でしか見たことのなかった、シャネルの息遣いを感じるインテリアコーディネート。
印刷物を眺めるだけではわからなかったリアリティが、
映画で、実際にその上で動く人物たちを見て、ようやく感じ取れた気がします。
個人的に大収穫の映画鑑賞となりました。


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万年筆
2015年09月20日
MUNIでは、お客様にお手紙を差し上げる時に、
万年筆を使ってお書きします。
元々手紙を書くのは好きな方だったのですが、
入社して初めて万年筆に触れ、
書くのがますます楽しくなりました。
ボールペンとは違う硬質な書き味に、
紙にインクが染み込んでいく様子が
何とも気持ちがいいのです。
それに、一字一字気持ちを込めて書くようになりました。
続けていけば、今よりきれいな字が書けるようになるかしら…
なんて、淡い期待を寄せています。
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自分の色をつくる
2015年09月19日
MUNI CARPETSが掲載されている
I’m home 11月号“アンティーク&ヴィンテージのある暮らし”
今回も興味深いのが、エディトリアルディレクター・角田さんの
淡々とつづった“From Editor”の記事です。
たくさんの取材を重ね、経験、知識も豊富な角田さんが語る
ライフスタイルの「今」が感じられます。
今号は、自分だけの色(世界)をつくるストーリーが語られています。
南青山本店、倉敷店でもご覧いただけますので、
ご来店の際はお手に取ってみてください。

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L'ECOLE DE PARIS
2015年09月18日
秋です。
秋といえば芸術。
芸術の都、パリ…。
先日、岡山県の新見にある、新見美術館で開催中の
「エコール・ド・パリ」 へ行ってまいりました。
会期は9/27までなのですが、倉敷へお越しの際には
新見へもちょっと足を延ばして訪れてはいかがでしょう。
新見美術館は、小さな素敵な美術館です。
パスキン、シャガール、レオナール藤田など、
素敵な絵と彫刻にふれあえます。
良い季節となりましたので、岡山、倉敷へ是非お越しください。
MUNI はシルバーウィーク中、全店休まず営業しております。
皆様のお越しを、心からお待ちしております。

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憧れの暮らし
2015年09月17日
まるでインテリア雑誌の一ページのよう。
こだわりぬいたインテリアの数々。
その一つ一つが力強く響きあっているこの空間にしつらえる
カーペットをお探しの中、ご来店くださいました。
お選びいただいたのは、
アルコランプとのコントラストも大変美しい一枚。
メリハリのある配色で空間全体の空気感を程よく引き締めながらも、動きを出して広がりまでも与えてくれます。
K様こだわりのお部屋に仲間入りさせていただけたこの幸せな一枚が、朝夕、春夏秋冬 表情を変え、日々の暮らしの中で輝きを増してゆくことを想像するとワクワクしてなりません。
「気に入ったモノに囲まれた、心からくつろげる時間のある暮らし」への憧れが、以前にも増して強くなりました。
MUNI CARPETのある暮らしが、かけがえのないものと
なりますよう、心より願っております。

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恋し青空
2015年09月14日
最近、青山店では、店内の設えが秋の装いに変わりましたので、
ご紹介させていただきます。
爽やかな秋晴れを思わせるブルーのカーペットの上に、
ゴールドベージュの草龍文のスモールカーペットを置いて。
さらに、明の時代の文人たちが愛した
博古文様のクッションで遊び心をプラス。
銀杏の葉のような、黄味がかったベージュとブルーが、
相乗効果でお互いの美しさを引き立てます。
数日後にはまた雨の予報。
澄んだ青空が恋しいこの頃です。
実り豊かな秋が、早く訪れますように…

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靴磨きのときに
2015年09月13日
革靴が好き。 靴磨きもまた、好き。
ほこりを払ったら、クリームを薄く伸ばし、ひたすらブラッシング。
最後はワックスで艶を出して、フィニッシュ!
クリームが入ると革が次第に活き活きしてきて、お気に入りの靴がますます可愛くなってゆきます。
ただ、難点なのが、うちの玄関が北向きだということ。
今の季節はまだ我慢できるけれど、冬は床の冷気がお尻からしんみりと伝わってきて、
終わりごろには全身凍えてしまっていることもしばしば。
ちょっとした悩みでした。
そんな時、玄関にmuniのカーペットがあれば大活躍。
ハンドスパンで紡いだこしのあるパイルがしっかりとお尻を支えてくれますし、上質なウールが寒さから守ってくれます。
Muniのお玄関敷がなくとも、いつもは椅子の上で頑張ってくれているチェアラグに出張してもらうのも、一案ですね。
お気に入りのmuniと、お気に入りの靴。
数は多く持てなくても、少しずつ心を掛けられるものを集めていって、大事に、永く使ってゆけたら…というのが、最近の私のひそかな目標です。
(カーペットを汚れた手で触らないようにだけ、くれぐれもご注意を!)
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旅のランドスケープ
2015年09月09日
初めてのひとり旅。
札幌市東区の郊外に広がる公園「モエレ沼公園」に
行ってきました。
シンプルな紙細工の照明器具などでも知られる世界的彫刻家、
イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」という
コンセプトのもとに造形された公園です。
2005年にグランドオープンしてから今年で10年の時が経ちますが、
彼はその17年前、モエレ沼公園の模型を完成させた直後に
「あとはよろしく」
と言い遺し永眠されたそうです。
彼の遺した、壮大なスケールの彫刻作品の中に迷い込んだような不思議な感覚、広い大地、ただ目の前にある山に登り、何も考えることなく空を眺め、景色を見渡し、風を感じる。
そんな贅沢な時間。
公園のシンボルでもあるガラスのピラミッド「HIDAMARI」には、
自然のサイクルを利用した冷暖房装置が備わっており、園内の
芝生には農薬を使っていません。
子供も大人も四季を通して楽しむことのできる、
夢のような公園です。
北海道へ行かれる際は、ぜひ足をのばしてこの贅沢を体感していただきたいです。
モエレ沼公園
http://moerenumapark.jp
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